著作権こぼれ話・・・13.オープンAIのアジア拠点C国でなくて良かったね

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 今日の巡回で接した中で、コレと思ったニュースは・・・



 チャットGPTのオープンAI社が、初のアジア拠点設置に選んだのは、日本・東京でした。AIによる無差別とも言える学習で、記事を盗用されたと怒っているニューヨークタイムズなどの話は、過去のこのシリーズでお話したと思いますが、日本でも同様の問題があります。


 極端な話をすると、ブログなどで自身が描いたイラストなどを上げている方、小説その他もろもろの著述を上げている方(私なんかも含まれますね)・・・・・・あなたの著作物が、無断でAIに学習されて、作風みたいなものが模倣される可能性がありますよ・・・ということ。そのデータをもとに、文章を打ち込むだけで、絵心の無い人間もイラストが描けてしまうという、頼もしくも恐ろしい、そんな状況になっています。
 何も考えずにAIを使っただけなのに「著作権を侵害してるぞ!」と文句を言われてしまうというリスクも、利用者側にはあります。



 この手の弊害について、AIの規制を設けるべきでは?とようやく世界で議論され始め、日本もその議論のリード役として手を挙げたい・・・そう思っている矢先でした。
 なので、オープンAI社が日本に拠点を置いて、その議論であわよくば主導権を握りたい。そんな思惑の現われなのでしょう。いずれにしても、今流行りの「日本スルー」にならなくて良かったなと・・・。経済的な規模や注目度で言えば、断然お隣のあの国になるのでしょうが、御存じの通りかの国は著作権の保護についてはほぼ無頓着。


 挙句の果てに「良いものを皆で共有して何が悪い!」と居直る国ですから、その点について言えば日本の方が信用できるわい・・・という証でもあると思います。ある意味光栄と捉えてもいいような気はしますが・・・。




 しかし、AI開発運用者としての立場で議論に介入して来るのは明らかなので、名も無き著作権者への保護についてどれだけ真剣に考えてくれるのかは、いまだ未知数と言わざるを得ません。もろ手を挙げて歓迎も考え物ですが、わざわざあちらから土俵に乗ってくれたのですから、両者がっぷり四つ、熱い議論を期待していところです。




巨大資本大好き!!の先生方が安易になびくことが有りませんように・・・・・・
祈りましょう。



ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!