相続小ネタ集 9.しばらくは「土地の相続放置してたんですが・・・」が続きそう
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
今日の夕方から校友会の新年会なんで、こんな時間帯にUP・・・おかしいですね。実はあらかじめ予約投稿をセットしていました。なかなか便利な機能です。
先日10日(水)は市民無料相談会の相談員に当たっていたのですが、相談内容と言えば何と言っても相続に関すること。それも、内容的にはそろいも揃って・・・
「土地の相続ほったらかしにしてたんだけど、どうしよう」
これです。最近の相談テーマはこれに尽きます。というのも、間もなくこういう制度が始まってしまうからなんですね。
厳密にはほったらかしではなく、相続人の誰かが事実上保有しているのですが、その登記(相続登記)がされていないまま・・・という感じです。極端な例を挙げるとこんな感じ。
この相続登記を怠っていると、過料10万円という結構痛いペナルティーが課されます。「これってもしかして・・・前科者になるってこと?」
と不安そうな顔で相談に来られる方も居られるのですが、ご安心ください。過料はいわば交通違反の反則金のようなものだと思ってください。それだけで前科者にはなりません。しかし、同じ読み方で科料というのがあるのですがこちらは要注意。刑事罰扱いになりますので、軽微とは言え前科となってしまいます。読みが同じで紛らわしいため、
過料(あやまち料)
科料(とが料)
と読み分けすることもあります。
そして、相談者の方が最も気にされているのは・・・
「4月1日までもう時間がない!」
と、お顔には悲壮感が。これも安心してください。令和6年(2024年)4月1日から3年間の猶予がありますので、慌てて・・・ということもありません。ただし、三年なんて割とあっという間ですから、あまりのんびりしていると過料に引っかかる可能性も。
要は、相続したもののこんな土地要らねーわ!というのを国に返上するこの制度
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00457.html
相続土地国庫帰属制度
とセットにして、国の財産として吸い上げることが可能なものは吸い上げてしまおう。さもなくばきちんと相続登記をして管理責任を明確にせよ。という国の意図が透けてみえるような部分も無くはないですね。
こういう考えもアリなんでしょうけど、国庫を充実させるためには、国内経済を活性化させ、民を富ませるのが本筋じゃないかと、私は思うんですがね・・・。民が富んでこそ民度も上がるし・・・
金持ち喧嘩せず。そこまで行かなくとも、余程の実害が無い限りはみんな心に余裕を持って。ある程度の所はみんなで許し合って行こう。そんな「受忍義務」いい言葉だと思います。それから「衣食足りて礼節を知る」ですね。言い古された言葉ですが・・・・・・。
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!