著作権こぼれ話・・・7.著作権と似て非なるもの、商標権。世の中には正露丸が溢れかえっている!
|ω・) ソーッ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
ドラッグストアでのあるあるー。
「おや? これも正露丸。あれも正露丸。あっちにも正露丸?」
しかも、どれもメーカーが違くね?
(/・ω・)/~ 一体どれがホンモノやねーん!!
私、若干腸が弱めなので正露丸のお世話になる機会がまあまあ有るんですが、ホント、正露丸のバラエティーは豊かですよね。大元の大幸薬品をはじめ、いろんなメーカーが正露丸を製造販売しています。
実は、元祖・大幸薬品が売り出した当初のネーミングは『征露丸』 折しも日露戦争という、今でも悪い日露関係にさらに輪をかけた時代に発売されたものだったのです。
で、なんでこんなに世の中に『正露丸』と銘打った商品が溢れているのかと言えば、どうもこういう事情らしいです。
参考記事①
参考記事②
一つは、元祖「征露丸」の大幸薬品がちょっとのんびりし過ぎていたんでしょうかね? 同じような薬を作るライバルメーカーがちゃっかりと「正露丸」で商標登録を済ませていた。さらに「征露丸」と明らかに外国を貶めようとした初期のネーミングもいただけなかった・・・この二点に尽きると思います。
あまりにも売れすぎて、一般化し過ぎて、もはや普通名詞化した「正露丸」をいまさら商標登録・・・(-ω-;)たしかに、それは通らんだろうな。
そこら辺を考えると「宅急便」のヤマト運輸、「エレクトーン」のYAMAHA。「シーチキン」のはごろもフーズ。上手くやったもんです。大幸薬品の失敗を糧にしたと言えなくもないですね。
そうそう、ヤマト運輸と言えば、実はスーパーなんかでもよく見かける「かご付き台車」の特許権も持っていた・・・なんて話も聞いたことがあるような気がします。
あれは便利ですよね。ただの台車より遥かに多くの荷物を詰め込んで「ゴロゴロ」です。効率がいいです。今日は著作権とは違うお話しでしたが、こんな感じで身近に潜む「知的財産権」・・・そういうものを意識しながら生活するのも案外楽しいものかも知れません。
ほなまた。失礼!
|彡. サッ!!