冬らしくなることを願うのは悪なのか?

|ω・) ソーッ・・・皆様さん、ご機嫌よろしゅうに。



 石川県・能登半島地域を中心とする震災が発生してもう5日。明日7日あたりから、寒くなって北陸地方では降雪との予報も出ています。被災された方々は避難所で身を寄せ合うように寒さをしのぐことを強いられてしまうのですが・・・。


 瓦礫の下で救助を待つ人が居る。そんな状況は百も承知ですが、ここにきてようやく冬らしくなることに安堵するのは不謹慎という風潮も感じられて、自分としてはそういう雰囲気は嫌ですね。やはり、一方で考えるべきは、雪がないと飯が食えない方々のことです。
 人口造雪機が備わったゲレンデでも、それを回して客を呼び、食っていくためには莫大な費用がかかります。この辺については、後日年末に行ってきました岐阜県の山奥、鷲ヶ岳スキー場のリポートで触れたいと思います。


 端から天然雪などアテにせず、人工雪一本でやっていくんだという、勇者のようなスキー場もあるにはあります。たとえば、大分県の九重スキー場。九州にスキー場? ええ。有るんです。しかし、そういうのは極めて稀なケースで、多くの場合はやはり天然雪がないとオープン出来ないコースを抱えていたり・・・。100%人工雪で行けるほど技術は発達していないし、もしそれをやろうとしても、電気代と水道代でアホみたいな経費が掛かって、結果スキーリゾートはお金持ちしか楽しめないものになってしまう可能性があります。


 実際そういう兆候も出ています、岐阜県・奥美濃エリアのスキー場。なんと中国人の比率が高い事か! おそらく富裕層の方々でしょう。実際に行ってみると中国語、それから台湾語が多く聞かれます。中部国際空港からのアクセスが極めて良いという要素もありますが。
 そんな中でまだまだ大丈夫ですが、そうですね。あと五年もすれば日本人の方が遠慮がちに滑走しなければならない・・・・・・そんな時代が来そうな気がして、とても嫌なのです。なんか、乗っ取られるという感じですか?


 適度に天然雪がないと、やはりこうなってしまいます。人口造雪機を備えていないところは諦めモード。天然雪が積もった期間だけ開けて溶ければ終わり。まあ小遣い程度残ればいいや・・・で割り切るか、さもなくば高い経費をかけて、造雪機でバンバン降らせて客を呼び込むのかの二者択一しかないわけです。
 やはり温暖化による季節の歪みは大きく影響しています。状況がある方向に傾けば、それによっていい影響を受ける人も居れば逆もある。そのへんを無視して「アイツはけしからん」とか「いやアレの方こそ偽善者だ」・・・・・・そういう風潮にちょっと辟易な今日この頃です。



ほなまた。失礼!
|彡. サッ!!