『老子』を読み返してみた・・・1. 欲は目を曇らせる

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。


 今でこそ「街の法律家」などと気取っている(わけでもありませんが)
実は、もともと法律畑の人ではありませんでした。一回目は文学部の出身ということで、中国文学おもに古典を読み漁っていたこともありまして・・・。
 そして、あれやこれやと混迷を深める世界で、急にふと読み返してみたくなったのが『老子』です。しぶとく生き抜く「弱者なりの戦略」がそこにあるような気がして。もしや、今の日本人に最も必要な要素でもあるのかな? そんな気もしましたので。



 かと言って、全文を上げて解説・・・のような真似はしません。気になった箇所を拾い上げてちょっと斜めに見てみたり、横目に見てみたり。そんなことが出来ればなと。一説によるとこういう「切り取り主義」はよろしくないのだとか・・・しかし、素人が趣味でやる分にはこんなのもアリでしょうw 『老子』は全81章で構成されているので、これをシリーズ化すれば81回分の記事にはなるw そんな不純な動機も??
それでは・・・




第1章
故恒無欲也、以観其妙、恒有欲也、以観其所噭

故に恒に無欲にして以って其の妙を観、恒に有欲にして以ってその噭(きょう)なる所を観る。


訳)つねに無欲であれば万物の真相を見きわめ、欲望にとらわれていたら万物の現象しか見ることが出来ない。



・・・・・・ほんまそれ? 物欲は心眼を曇らせるなんてよく言いますもんね。物欲に限らず支配欲や名声欲、権力欲、承認欲求・・・似たようなもんかw つねになんか「ギラギラ」してる人は、正直苦手だな。いったいこの世がどんな風に見えているんだろうと(-ω-;)



ただちょっと、漢文独特の漢字がね、なかなか呼び出しづらくて書くのに苦労しそうです。時間のある日でないと無理そうなシリーズですが、週一回ぐらいやれたらいいなと思います。




参考文献『新釈 老子』守屋洋著・PHP文庫1988年




ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!