金にもならん名誉職? どうします?

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 唐突なのですが、民生委員って知ってます? 簡単に言うと地域の見守り役みたいな役回りで、介護の必要な世帯、生活保護になりそうな世帯なんかに目を配り、相談に応じたり、然るべき行政の窓口を紹介したり・・・そういう人たちですね。



 昔の民生委員と言えば、楽隠居を決め込んでいる上級国民上級市民の爺様が「困ったら俺に言ってこい」みたいな感じでデンと座っているようなイメージでしたが、いまや成り手不足に悩まされているそうな・・・。

 皆さん都会の方へと移動してしまうものだから、地方で成り手が居ないという図式のようです。そんなわけで「現住者に限る」の要件を見直そうという動きですね。民生委員がどんな地位なのかと言うと、特別公務員と呼ばれるものです。




 一種の公務員ですが、別に毎月給料が出ているわけでもなく、交通費や電話代などの実費のみ(MIN年間6万円程度)が支給されているという・・・実質ほぼボランティアのようなもの。


 成り手不足のもう一つの原因と考えられているのが、昨今の風潮。65歳を過ぎてもまだまだ働くぞ(働かざるを得ないぞ)民生委員なんてやってる暇ねぇわ! という人が増えてしまったことです。


 60歳過ぎたら後進に道を譲って、年金もらいながらマッタリ隠居・・・こういう昭和のライフスタイルを前提にした制度設計ですから、令和の世で通用しなくなってるのは、まあ当たり前の話なんですが。
 こうなって来ると・・・例えば宅配のドライバーなんかに民生委員の仕事を手伝ってもらおう!などという発想も出兼ねません。怖い怖い。どんだけ負荷かけるつもりやねん。もうスッパリ割り切ってそれ相応の報酬を出す。これしか無いのでは? 
 皆が余裕をなくしつつある世界で、金にもならん名誉職もらって悩み事だけが増える・・・こんなんじゃ誰もやりたがらんって。





働きアリ2:6:2の法則ではありませんが、やはり暇を持て余しているようにしか見えない働かない最後の2。「生産性もへったくれもオイラには関係ねーよ」こういう存在が無いと、社会全体の余力が無くなってしまうよ・・・という事なんでしょうか?




ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!