相続小ネタ集  32.お墓の事情・・・例えば某隣国

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、



 今回の話題は、厳密に言うと相続に関するものではありません。ただ、遺言含めて広い意味で相続に繋がる、終活という感じでみていただければ、と思います。
 最近の風潮としてわが国では「死んでからも夫と同じ墓に入りたくない!」などといった声も聞かれるようになりました。超絶仲が悪かった姑と一緒くたに「〇〇家の墓」は嫌だ!というのなら、まだ理解できるんですが・・・。で、お隣のあの国のお墓事情はどうなってるん? ふと興味をもって色々見てみたんですが・・・



参考

ドキュメンタリー  地価高騰で市民が悲鳴…「死ぬこともできない!」105人を合同で埋葬。驚きの「墓参り」も登場【シリーズ激動の中国】(2022年10月9日)


 あれこれ選り好みの余地がある日本人と比べるとかなり切迫した感じです。日本の場合はいわゆる「永代供養」を売りに、かなり長期間面倒を見てくれるのが標準になっていますが、大体33年(33回忌を目途)か、サービスの良い所では50回忌までというところもありますが、あちらは20年で130万円というのが普通になってきているとか?
 しかもこれ、一基の独立した墓ではなく合祀です。とはいってもこれは北京・上海と言った大都市でのお話。でも、骨壺20年間預かりだけで130万円は、ちょっと高い気がしますね。


 そうかと思うと、こういう状況を悪用?したいのか、次のような法令を定める地方政府も・・・・・・。


参考:中国(河南省)鄭州市の場合

 基本的に、墓は一人に一基。大都市圏の合祀に比べると良いようにも見えますが、じつはこれ「死ぬときには最後のご奉公として沢山払っていけ」・・・そんな制度なんです。ちなみに、土葬という特殊な習慣が残っている少数民族に対する配慮も、表面上はされているようです。


 先祖代々の墓が郷里にあれば、そこに連れて行って納骨。というのも認めない訳ではないが「それならそれで、鄭州市に納めるものは納めてからにしろ!」そういう制度です。ぶっちゃけこんな風に、生きてる者から税金むしってるだけでは足りない! かくなる上は、死にゆく者からもカネをむしっていかないと存立が怪しい。そんなところまであの国は来てしまっているようです。
 ここではソースを提示しませんが、少数民族であるミャオ族(苗族)の自治区で、同様に骨壺持ち帰りは認めたものの、税金が納められないままなので地方政府が警察等を手配し、返還(ほぼ強奪)を試みたものの、武装蜂起した村人の逆襲を受けてすごすご撃退された・・・そんな逸話もあるそうです。



お上のエグさは相変わらず天下一品ですが、下々もなんか逞しいな・・・・・・。あの国では。



ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!