気を付けたい統計のトリック?・・・ありがちな貯蓄額の統計

|ω・) ソーッ・・・  皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 例によって例のごとく「老後は安泰ってのんびり構えられる人はそうそう居ませんよね? まさか年金アテにしてます?」的な趣旨の記事です。




 60歳代の一人世帯における貯蓄額の平均・・・1388万円 Σ(・ω・ノ)ノ! みんなそんなに持ってるの?とびっくりされた向きもあるかも知れませんが・・・。さらっと、中央値は300万円という数字もあります。
 実はこれ、平均値だけを見ていると、真実を見間違える可能性があることを提示しています。中央値と言うのは、名前の通り一番高い人から低い人(0円)までずらっと並べたときに、ちょうどド真ん中の階層にあたる数値を意味しています。


 例えば、ある7人のグループでテストをしました。ちなみに高校だと落第点は30点未満が一般的でしたね? さて結果は以下の通り・・・
100点 100点 80点 20点 10点 5点 0点
平均点→45点 (100+100+80+20+10+5+0)÷7
中央値→20点(7人のド真ん中にくる四位の人が20点なのでこうなります)


 平均点を見ると落第点30点未満を超えるそこそこ優秀なグループなのですが、実は7人中4人が落第しているという、教師にとっては頭の痛いグループでした・・・ということになります。
 このように、記事の統計での調査対象にジャイアントな富裕層が紛れ込んでいたら、その人の為に平均値が吊り上がってしまうということになります。平均値だけを見ていちいち自身を卑下する必要もないのですが、中央値より上だからまあそこそこ・・・みたいに安心するのもちょっと早い。そんな感じになるのでしょうか。


 しかし、約3割が貯蓄なし・・・だから皆さん生涯現役。死ぬまで働きましょう! という論法になってしまうわけですね。年金もあてにならんよ。今後どんどん絞って行くから、覚悟しとけよ! そんなメッセージが込められているような気がして、やるせない思いになってしまいます(-ω-;)




ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!