相続小ネタ集 36.相続税から引けるの?お葬式関連の出費あれこれ
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
お葬式・・・昨今は小さなお葬式が大流行で、「あまりお金を掛けないでね」と言い残して亡くなる方もいらっしゃるご時世です。本当に小さくなるのか? 実は思った以上にあれやこれやとオプションを勧められた結果、小さくは済まなかったという事例もあるとかないとか? あるいは、お墓は?
お墓の問題は置いといて(後日触れたいと思います) お葬式にかかる諸費用はどこまで相続税計算上の必要経費として差っ引くことができるのでしょうか?
ざっくりとこんな感じです。
※相続財産ー基礎控除ー(認められる控除・・・お葬式費用、病院代残債etc)=相続税計算の為の財産額
※相続税計算の為の財産額✖税率=相続税
結論からサクっと書いていきます。
控除可(認められる経費)・・・お通夜の費用。本葬の費用。遺体捜索の費用。
控除不可(認められない経費)・・・遺体の解剖費用。香典返し。法要(いわゆる法事)
個人的には、司法解剖費が控除して貰えないのはあんまりな気もしますが・・・。香典返しも費用には入りません。基本的には返す以上に貰っていますので。ちなみに儲かった(不謹慎な表現ですが)香典額は、常識的な範囲内なら相続財産に入りませんのでこういう理屈になるわけです。
そして、初七日の法要も控除対象外。ここは気を付けておきたいポイントです。ただ、最近の流れとして、お骨が火葬場から帰ってきた段階で、つまり本葬と同じ日に初七日を済ませてしまうケースが多いようですが、この場合は本葬の費用に含めてもOKという見解があるようです。
参考
まずは、地方の習俗がこういうことになっている場合は、認められる可能性が高いそうですが、ここのところについては、管轄の税務署に確認をとって置く方が無難でしょう。
本葬部分と初七日の部分とを分けて請求書を出してくれるように、はたまた明確に明細がわかるように葬儀屋さんに相談してみるのが良いでしょうか。
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!