給料はコストではない?

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。




 数年前ですか、故・安倍総理の政権時に「官製春闘」などという言葉がありましたが、それを思わせるような賃上げ回答が続出しているようですね。ここまで企業が協力的?なのは、今まで抑えていたから? それとも、政権が頼りないから・・・「隗より始めよ!」財界から動こうじゃないか!という殊勝な動機によるものなんでしょうか?



 ラジオのニュースですが、とある有識者がこんな事を言ってました。「人件費をコストとして受け止める経営だと、今後通用していかない。人への投資だと考えない経営者は生き残っていけない」・・・・・・ごもっともですが、こういう思想ですね、もっと早く提唱して欲しかった。もうちょっと早ければ、ここまで日本が弱ることもなかったのにな・・・(-ω-;)


 どれほど外国人投資家を始めとした株主が怖かったのか? 配当ばっかモリモリ積んで、ついでに内部留保の確保に狂奔して、そんな経営にかまけて、一番大事な従業員を忘れていましたよね。株主は金を出してるだけでしょ? それに、ヤバくなったら薄情にも売却して逃げていくでしょ? 実際に働いて会社を支えているのは誰ですか? それを忘れた経営がまかり通っていましたね。


 そうこうするうちに「気付いた」人から・・・「気付く」という事はそれなりに鼻の利く優秀な人たちですから、そういう人から抜けていって・・・今やFIREなんてもんが大流行りじゃないですか。
 漂う手遅れ感は、やはり払拭しきれません。とっとと見切りをつけて行ってしまった人たちは、多少金を積まれても戻ってくるものではありません。そういう人たちは、株主の顔色ばかりを窺う経営に失望した人たちだからです。逆にここさえ修正できれば、労働参加率も上がって人手不足も緩和されるはずです。


 今一度、経営者のマインドを変える必要がおおいにあると思います。ここを良く考えないとダメですね。おまけに、この度の賃上げラッシュで恩恵をこうむるのは、主に大企業の正規従業員。非正規や中小企業にはまだまだ恩恵は及んでいませんし。大企業の巨大な利益は、実は下請けいじめでもたらされているという噂もある・・・。



「こんなに上げられちゃ、うちはこんな高給払えねーよ!」なんて言ってる町の社長さんたち・・・人件費=コスト教から脱却しましょうね。人が居なくなって事業が出来なくなるのと、どっちがマシかなぁ・・・ってことですが、これ幸いとばかりに会社をたたんでしまう人も一定数出てくるんだろうな・・・・・・。
  




働く者が幸せな世界だったら、FIREなんてものがもてはやされる訳がありません。





ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!