中間層はどこ行った?
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
分厚い中間層を実現する!と、どこかのお偉いさんが力を込めてのたまっておりましたが、掛け声むなしく、わが国ではどんどんと中間層が剥落していってます。ちょっと古めのデータになりますが、探してみました。
東アジアの中間層の割合
日本58.1%(2018年)
中国40%程度(2018年)
韓国44%(2020年)
参考
中国の統計方法がOECDと同じなのかどうかが非常に怪しい所なのですが、日本の中間層は減ったとは言え、まだ比較的分厚い感じです。しかし、中国はもう韓国並みに近づいているかのように見えますが・・・。
参考
バブル崩壊で不動産の価格がダダ下がり。お高いマンションを買ったはいいものの、資金難に陥った建設会社が工事をやめてしまい、住むに住めないおうちのために、ローンを支払い続けるという虚しい日々が続き、国民は財布の紐をしめていきます。そうなると、さらに中央政府も地方政府も税収が減って財政がすっからかん。
かくして、財政出動で景気刺激にも出られずに・・・というループに嵌まっています。当然、お給料も不払いや減額がザラになります。聞くところによると、上司からどの程度賃下げに応じてくれるか聞き取りされ、回答額が不十分あるいは賃下げそのものを拒否すれば「はい!クビ!」などということが横行しているそうです。
こうなってしまうと、安心して働けるわけもなく、モチベーションも当然低下。実際に給料も大幅カットで、せっかく到達した中間層から陥落。貧困層に逆戻りしてしまう人が続出しているとか・・・。
しかし、こういう現象って、かつて日本もたどった道ですね。ただ、日本の場合は20~30年かけてジワジワと進行してきて、今日に至る・・・という感じですが、あちらは規模もエグい。給与50%カットは珍しくもないし、その進行ペースも異常なほどに速いと言えます。共同富裕ならぬ共同貧困の社会は、本当に実現してしまいそうです。それも予想よりもはるかに早い時期に。
昔と違って時代が加速度的に進むようになったのか、良い面でも悪い面でも、抜き去ったあとは一気という感じがします。
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!