すっきりわかる家族法道場 番外編・・・俺は女だ!戸籍を書き換えろ?

|ω・) ソーッ・・・  皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



・・・世の中にあふれるフェイクニュース。フェイクニュースと呼んでいいのかどうか、元日の能登の地震は「人工地震だった」というトンデモ論が飛び出したりしていますが、その中で地味で目立たないのが、


「性転換手術をしなくても、自認性の申告で戸籍の性別を書き換えられるようになった」
これです。



 答えは・・・否です。たしかに下のような判決は出ていますが、

 ちなみに、最高裁豆知識・・・これまでの通説と違った結論を出そう。あるいは画期的な判決になりそうそうだ・・・など、重要な局面での判決が下る場合は「大法廷」が開かれるんだそうな。そんな話を聞いたことがあります。
 そんな大法廷で出されたのは、
「戸籍の性の書き換えは不可能ではないが、その際は性転換手術を必須とする」という、これまでの戸籍実務は「違憲」であるとの見解でした。


 ですので、このニュースは誰が言い出したのかは知りませんが、ひょっとしたらそういう方向に流れが変わっていくかも知れない・・・というレベルの話であって、いま役所に行ってすぐ戸籍を書き換えできるという話ではありません。いつのまにか話が独り歩きしている。そういった事のよい例ですね。


・・・でも、違憲判決が出たということは、自認性を根拠とした戸籍の書き換えに道を開け。と司法が立法府である国会にプレッシャーを掛けているということですからね・・・。改憲問題とか一票の格差とか重要な宿題が山積みですが、これもまた忘れてはいけない宿題となってきそうです。しかし・・・言葉は悪いですが、いわゆる「言った者勝ち」で簡単に戸籍が書き換えられる世の中って・・・それはそれでなんか怖くないですか?






ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!