悪の取説『韓非子』・・・④術のみで行った時の弊害1
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
今週もまた「闇の支配の思想」の世界をさまよっていきましょう。術と法いずれも大事な「帝王の具」であると韓非が結論から先に述べた場面で終了しましたが、詳しくはどういうことなのか? その心は・・・?
『韓非子』定法篇
問者曰「徒術而無法、徒法而無術。其不可何哉」
対曰「申不害、韓昭候之佐也。韓者晋之別国也。晋之故法未息、而韓之新法又生。先君之令未収、而後君之令又下」
問う者曰く「ただ術にのみして法無く、ただ法のみにして術無し。其の不可なるは何ぞや」
対えて曰く「申不害は韓の昭候の佐なり。韓は晋の別国なり。晋の故法いまだやまずして、韓の新法生ず。先君の令いまだおさまらずして、後君の令また下る・・・」
訳:
質問者が言う「ただ術のみで法が無い、法のみで術が無い、それが良くないのはなぜか」
こたえて言う「申不害は韓の昭候の補佐であった。韓は晋の分裂で生まれた国である。晋時代の法律が廃止されていないところに、さらに韓の新法が出来た。晋時代の君主の命令がとりやめになっていないところに、さらに新君主の令が下った・・・」
つまり、体制転換後の新法と旧法が入り乱れていた状態ということですね。中国古代、戦国時代の強国だった晋が分裂し、三つの国が出来ました。魏と趙。そして韓です。時代も時代、混乱期で法の未整備状態でどんな事になったのか? 優秀なはずの申不害。その監視の「術」が通用しなかったのはなぜでしょうか?
・・・次回に続きます😎
参考文献『鑑賞中国の古典⑤荀子・韓非子』
片倉 望・西川靖二著
昭和63年6月30日初版

ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!

