相続?なにそれ、おいしいの?・・・53.死後事務を任せましょう(前編)

|ω・) ソーッ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 ちょっと横道にそれましたが、孤独死シリーズに話を戻しましょう。



 まずお断りしておきますが、本当に身寄りがなくて、お金もないという方は行政を利用してください。そういう時のための行政でもありますので。
 ここでは、なにがしかのお金が残っているのに、それを使用できずに、税金から出すしかないという状況を防ぐための、個人としての工夫。そのための方法を考えてみます。
では・・・。


 色々と調べてみたら、大体というか、ざっくりとした必要金額が見えてきました。どうやら以下が相場の価格のようです。


火葬(直葬):20~30万円
特殊清掃:5~10万円
合祀墓:3万円~
海洋散骨:5万円~
これをまとめると(-ω-;)ウーン。50万あればギリいける感じですかね?
「ほう? 100万ならお釣りがくるな。残った部分は、全部国庫に差し上げることにするか」


 ただ、それだけ残しても、実際に葬祭をしてくれる自治体が、スッと預金を引き出せない仕組みなんですね、現状は。だから読売の記者も「制度の変革が必要」と書いてるわけです。


 
 更に言うなら、シンプルに葬祭費だけで済むかと言えば、そうでもない。戸籍謄本なんかを当たって、相続人の不存在確認調査を請け負うのが、弁護士だったり、手前味噌で恐縮ですが、我々行政書士も出来ますけど、正直言って、金にならない案件を受けたがらない弁護士も多いみたいです。だから、必然的に報酬が高止まりして硬直化しやすいんです。
 それというのも、弁護士が仕事の依頼を受けるか蹴るかは、その人の自由裁量で認められているからです。



やや八方ふさがりにも見えてしまいますが、その打開策については次回!



ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!