ご苦労様は失礼なの?

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。


 タイトルを読むまでもありませんが・・・
「ご苦労様」とは、目上のものが目下に掛ける言葉であって、目下が目上に対していう言葉ではありませんね。ところがしかし! 一部地域ではこの常識が覆ります。
 さて・・・その場所とは、旧国名で言うと「但馬の国」いまの兵庫県北部地域です。豊岡や城崎温泉のあるところですね。あとは夢千代さんの湯村温泉とか。ここ但馬の人たちは目上・目下関係なく、労いの言葉といえば「ご苦労さんです」


 なんでこんな事を知っているか? 実は、25年近く前の話ですが、会社員時代に豊岡に赴任していたことがありまして・・・。最初は驚きましたね。職場巡回に来た偉いさんに・・・
「あ! ご苦労様です」
 悪びれる様子もなく普通にです。それも一人だけじゃなくみんなが
「ご苦労様です」


 地域が変われば言葉も変わる・・・ですが、ほんの山ひとつふたつ越えただけでこんなに違うのかΣ(・ω・ノ)ノ! 但馬の人は滅多に「お疲れ様」は使わないご様子。その偉い方も最初は面食らっていたようですが、どうやら「天然」らしい。と悟るや普通に対応していました。常識外の方言にもほぼ即応です。こんな地域もあるんだ。その対応力はすごいもんだと感心したものです。


方言も多様性のひとつ・・・いちいち目くじら立てずに、この多様性をすんなり受け入れる能力というのも人間の幅ですかね。やっぱり、偉くなる人は違うもんだ。
 



ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!