つい安全に2000万要るって言っちゃう老後


|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 やはり、FP(ファイナンシャルプランナー)みなさんは、石橋を叩いて渡るプランに傾倒しがちなところがありまして・・・。まあ、しょうがないですね。相談を受ける立場としては、リスクのある提案はしにくいものです。


 たとえば、賃貸住まいで夫婦二人暮らし。いくら資産があれば平均年齢まで逃げきれますか? そんな問いなのですが・・・



参考:「賃貸」暮らしの夫婦2人。老後“ぜいたく”しなければ生活できる貯蓄額とは?「2000万円」なくても大丈夫なの? 目安を解説


 試算では統計の平均値にあわせて収入が21.3万円、支出が23.4万円で差し引き2.1万円の赤字。ここが基本線になり、さらに夫婦二人の賃貸暮らしでの家賃5.6万円を追加負担となると、支出計は29万円となり、合計で7.7万円の赤字。
つまり7.7×12×(90-65)=2315万円


 現段階で65歳、90歳まで存命という標準ケースなら、あと25年つまり300カ月生きることになります。もし節約上手で家賃と合わせて2万円少なくすることが出来れば、
2×300ヶ月=600万円少ない資金で済みます。つまり2315-600=1715万円ということで、もろくも2000万円説は敗れ去ることとなります。


 あとは、手堅く1715万円のうち500万円を運用に回して年1%ずつ運用できればどうでしょう? 月5.7万円×12で年間68.4万円の赤字ですから、残り1215万円の取り崩しで17年ちょっとは500万円に手を付けずに済みますので・・・
1年目500×101%=505万円
2年目505×101%=510万円
3年目510×101%=515万円
 ↓
17年目になると586.3万円。こんな風に育って行きます。こうなると、もうちょっと楽になってきませんか? これは電卓で繰り返し×1.01をして行けば求まる数字だし、EXEL表を使ってもできます。


 また、別のやり方として、65~66歳の一年間をアルバイトなどでしのぐことが出来れば、66歳からに受給開始を繰り下げる方法もあります。一年繰り下げると受給額が8.4%(ひと月0.7%✕12ヶ月)アップしますので、21.3万円×1.084=22.8万円と1.5万円の月収UP。これはかなり楽になりますね。このように、いろんな手法を組み合わせて行けば良いのです。



こんな風に、状況はひとそれぞれ・・・という部分が出て来ますので、自分の置かれた状態意を冷静に振り返って精査してみることをお勧めします。



ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!