聞きに行かないと役所は教えてくれません
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
・・・今日は年金に関する知識から。年金の受給は65歳から開始が原則ですが、前倒しで需給する繰り上げの逆として、受給開始を遅らせる繰り下げというのがある、というのはご存じの方が多いと思います。
ひと月繰り下げると受給額が0.7%アップしていくという、お得?な制度ですね。MAXの75歳まで遅らせれば、なんと支給額は84%も増える。つまり1.8倍!
1.8倍っていう人参をぶら下げて「オラ!庶民ども75まで働け!」と言うどす黒い意図が見え見えなところはありますが・・・。下の参考記事は繰り下げで支給額アップを見込んで失敗したという事例になります。
参考
繰下げ受給で年金が増えているはずが…65歳で「月19万円」だった70歳男性、年金事務所で聞いた年金額に唖然「えっ、難しくて意味がわかりません!」
簡単に言うと、頑張って引っ張ってきたというのに、奥さんが亡くなったということで、その遺族年金受け取りの資格を得てしまったがために、受給開始遅延による増額効果が実は止まってしまっていた・・・そういう切ない事例です。
そう。途中で遺族年金や障害年金を受け取る資格を得てしまうと、その先の繰り下げが出来ないということ。記事の事例は67歳の時に奥さんが死亡したために、67歳で止まってしまっていたのですが、当の本人はつゆ知らず。いざ繰り下げ手続きの時になって「あれ?」となってしまいました。
こういう事って、自分から聞きに行かないと役所は教えてくれないんですね。もっと言えば、知らないままで損してくれる人が居ればしめしめ・・・そこまで有るかも知れません。下々の損=国庫が減らない。そういう図式になっていますので。
そして、不親切じゃないか!と抗議したところで、返ってくるのは「自己責任です」というお言葉です。何かの節目ごとに足を運んで聞きに行く、または詳しい人に聞いてみる。そういった自助努力を怠ると、こういうやんわりとしたトラップに嵌まることになりますので要注意ですね。
油断も隙もあったもんじゃない・・・・・・
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!