皮肉にも高まる早期リタイア指向



|ω・) ソーッ・・・



 働き方改革その他の政策や取り組みを見透かしたかのように、早期リタイア指向が、働く人たちの間で広がっているようです。


参考

 たとえば、調査によると、2017年度は20代男性の動向として、50歳までのリタイアを指向する層は約14%だったのが、今回の調査では28%へと倍増したとのこと。
 この傾向を「さもありなん」と捉えるか「情けない」と捉えるのかは、各個人の価値観の問題になりますが、一定の勢力がまた「日本人は怠け者になった」とか、「日本人の美徳である勤勉が崩壊した」と騒ぎだすのは目に見えています。まさに、そういった声に勢いを持たせるための調査だったのでは? と、邪推したくもなります。



 私に言わせれば、「勤勉」そのものがある階層の作り上げた虚像だったのではないか、と思っています。そうでなければ、植木等氏の「無責任サラリーマンシリーズ」が流行るわけがありません。あのような映画や歌が流行るのは、庶民の「実はコッソリ見透かしてるよ」というメッセージだったのだと思います。
 このたびの調査結果は、容赦ない増税に社会保険の負担。閉塞する労働環境改善・・・そういったものを嫌というほど見せつけられて、すっかり冷めてしまった現役世代の「静かな異議申し立て」であるとも言えるでしょう。だから、私に言わせると「さもありなん」です。働く人が幸せな世界だったら、FIREなんて言葉が流行るはずがありません。





結局、とりたたて怠け者というわけではないし、やる気がないわけでもない。でも・・・もうこれ以上は、腹黒い既得権益層と搾取者のために頑張るのは御免だ。それが偽らざる心境なのだと思います。



ほなまた! 失礼!
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(次の夏に向けて備忘録)体にいいって信じていたのに・・・(・_・;)


|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 ・・・・・・まだまだ暑い日が続きますが、今年の夏もえげつなかったですね。地球沸騰化どころか、そのうち爆発するんじゃなかろうかと思えるほどでした。しかし、ここから秋、冬へと向かっていくことになるので、来年の夏に向けての備忘録的に、とある現象についての記事を置いときます。水中毒というのは初めて聞きました。


参考

 簡単に言うと、熱中症対策には水分の摂取。しかし、水ばかり飲んでるのも危ない。そいうことになります。水分の過剰摂取でまず、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。人の体に必要なのは水。それをガッチリ体内にキープするのは塩分等のミネラル分。
 塩といえば、別名塩化ナトリウムですから、水ばっかりで塩分を取らないことの危険性は、なんとなくわかります。難しいことを言えば、体内の浸透圧調整が上手くいかなくなる。ということですね。


 では、お茶を飲めばミネラルも取れる? そう思いますが、実はお茶にもカフェインが含有されており、これが尿をたくさん出してくれるという困りもの。摂取する端から排出してしまうということですね。これはコーヒーでも同じ事。



 さらに怖いのは、脳の膨張(水ぶくれ)も引き起こすということ。・・・頭痛・幻聴・幻覚などの症状が出て来るそうです。頭蓋骨の中で脳が膨れてパンパンになるイメージ。これも怖いですね。



・・・来年の夏もコツを抑えた水分摂取で乗り切りましょう。思うに、塩飴と一緒に水を飲むというのは理にかなっているわけですね。



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相続小ネタ集 36.相続税から引けるの?お葬式関連の出費あれこれ


|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 お葬式・・・昨今は小さなお葬式が大流行で、「あまりお金を掛けないでね」と言い残して亡くなる方もいらっしゃるご時世です。本当に小さくなるのか? 実は思った以上にあれやこれやとオプションを勧められた結果、小さくは済まなかったという事例もあるとかないとか? あるいは、お墓は?
 お墓の問題は置いといて(後日触れたいと思います) お葬式にかかる諸費用はどこまで相続税計算上の必要経費として差っ引くことができるのでしょうか?



ざっくりとこんな感じです。
※相続財産ー基礎控除ー(認められる控除・・・お葬式費用、病院代残債etc)=相続税計算の為の財産額
※相続税計算の為の財産額✖税率=相続税




 結論からサクっと書いていきます。
控除可(認められる経費)・・・お通夜の費用。本葬の費用。遺体捜索の費用。
控除不可(認められない経費)・・・遺体の解剖費用。香典返し。法要(いわゆる法事)


 個人的には、司法解剖費が控除して貰えないのはあんまりな気もしますが・・・。香典返しも費用には入りません。基本的には返す以上に貰っていますので。ちなみに儲かった(不謹慎な表現ですが)香典額は、常識的な範囲内なら相続財産に入りませんのでこういう理屈になるわけです。
 そして、初七日の法要も控除対象外。ここは気を付けておきたいポイントです。ただ、最近の流れとして、お骨が火葬場から帰ってきた段階で、つまり本葬と同じ日に初七日を済ませてしまうケースが多いようですが、この場合は本葬の費用に含めてもOKという見解があるようです。


参考

 まずは、地方の習俗がこういうことになっている場合は、認められる可能性が高いそうですが、ここのところについては、管轄の税務署に確認をとって置く方が無難でしょう。



本葬部分と初七日の部分とを分けて請求書を出してくれるように、はたまた明確に明細がわかるように葬儀屋さんに相談してみるのが良いでしょうか。



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『老子』を読み返してみた・・・24.俺が俺がは久しからず


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 今回は『老子』の24章です。かなり直接的メッセージ。かつ実践的アドバイスが読み取れる章と言えると思います。





『老子』第24章
自見者不明。自伐者無功。自矜者不長。其在道也。
自ら見(あらわ)す者は明らかならず。自ら伐(ほこ)る者は功なし。自ら矜(ほこ)る者は長からず。其の道にあるや。



自分を誇示すれば、かえって排斥される。自分の功績を誇れば、かえって非難される。自分の才を鼻にかければ、かえって足を引っ張られる。それらの生き方は、すべて道にかなったものであると言えるか?



 故大橋巨泉氏の格言にも似た感じ・・・「集団のビリを走れ。風向きが真逆に変わったら一気にトップだ」
 しかし、これだとトップに立ってしまうことになるので、老子的な考え方だと、中位でじっと我慢。上が落ちて来るのを耐えて待つ。そういう戦略になると思います。


 わざわざそんな高級な戦略を持ち出さなくても、たしかに「俺が俺が」とオラついている人間は鬱陶しくもありますし、案外周囲から足を引っ張られて、あえなく脱落ということもあります。
 まさに、そういうのをじっと我慢の子で待ち構える・・・。なんとも悠長ですが、元手も要らなきゃ手間も要らぬ。万が一成功すれば効果絶大・・・。これこそ所謂弱者が目指すべき究極の戦略。弱者なりの戦い方ということになるのでしょう。



深淵なる知恵・・・ですね。
 


参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年



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