『老子』を読み返してみた・・・22.曲なれば全し


|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 今回は『老子』の22章です。本日も「え?」と思わせるような逆説が飛び出して来ます。弱々に見えて実は強つよ。そんな驚きの世界・・・。曲というのは、イケイケオラオラの直線的な強さではなく、迂回しながら勝ちを目指すという、いわゆる二番手戦略的なやり方なんだと思います。



『老子』第22章
夫唯不争、故莫能与之争。古之所謂曲全者、幾語哉。誠全帰之。
夫れただ争わず、故に能くこれと争うことなし。古の所謂曲なれば全しとは、あに語らんや。誠に全くしてこれを帰す。


訳:人と争わない。だから争いを仕掛けるものがいない。古人も「曲なれば全し」と語ったが、その通りだ。我が身を全うして「道」に帰ろう。




 なんというか、あの言葉・・・「能ある鷹は爪隠す」あるいは、もっと俗っぽく表現するならば「金持ち喧嘩せず」と言ったところでしょうか? 争わないから誰も争いを仕掛けられない・・・これは逆説ですが、なんだか日本の防衛を言われているような気がしてきます。


 ただ、どうなんでしょう。「争うことなし」で済ましてしまうには、やはり「こいつに手を出すと・・・」と思わせる何かが無いといけない。そうでなければ「争うことあり」になってしまいますね。
 つまり、舐められっぱなしでは、そもそもお話にならない・・・。そういうことかも知れません。一見チョロそうだけど、よくよく見てみたらそうでもない。なんか怖そう。そんな感じでしょうか?
 


だから、何かのそれらしい思わせぶりな要素は、つねに隠し持って居なければならない・・・ってことなんでしょうか? 




参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年



ほなまた! 失礼
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もうダメ!・・・泥船から抜け出せ



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 すでにご想像がついている事態かとは思いますが、お隣でこういうことになっています。共同富裕・・・その心は「金持ちからケツの毛までむしり取れ」ですから、ターゲットにされた層は、たまったものではなく、皆さんすたこらさっさとトンヅラです。



参考

 海外渡航の際の自国通貨持ち出しに制限をかけたりと、当局もいろいろと政策を打ってはいますが、そこはそれ。例の「上に政策あれば下に対策あり」の国です。富裕層たちはゴールドバーに換えたり、はたまた地下銀行などという、アングラ感満載の方法を駆使して、大事な資産をせっせと海外に逃がします。



 そうして、日本などにやって来ては土地やタワマンを買い漁っているんですね。これは、将来の本国脱出から移住までを視野に入れた動きです。人気の移住先には米国・韓国・日本などがあります。金さえあればどこでもやっていけるわけですが、親切な人が割と多い・・・と言った理由で、日本の人気が高いようです。
 近年、彼らの日本の不動産買い漁りに「けしからん!」という論調が出ているのは周知の事実ですが、まあ、そういう事情もあったわけですね。そこの所はちょっとお気の毒な気もしますが・・・。彼らにしたら、とにかく巻き込まれちゃかなわん、ということですね。



ただ、移住してくるなら日本の法律と習慣をちゃんと守って、税も納めて、日本人の精神性を見習って、慎ましく暮らしてください・・・それならまあ。



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すっきりわかる家族法道場 37.養子縁組解消後(昔の名前で出ています)

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 養子縁組が解消(人為的に離縁)してしまった場合はどうなるか・・・。もうくどくどと説明するまでもありませんが、親子の関係は断ち切れることになってしまいます。よって、相続権もなくなる。
 ・・・ただし、まだ現役の養子であった時代に、先に済んでしまった相続については、返還などの必要はありません。ここで揉めやすいケースというのは、どのタイミングで離縁してしまうかということになります。遺産を貰える方は、例えば養親の死亡まで粘ろうとするし、逆に相手方は、こんな奴に渡してなるものか!と、早めに離縁しようとします。


 


 そんな争いのほかに、苗字はどうなるのか? という問題があります。原則的には養親子関係が離縁によってなくなってしまうと、養子は縁組前の苗字にもどることになります。下の図で言うと、山田家の婿養子に迎えられた山田婿が離縁された場合は、旧姓の佐藤に戻ることになります。

 しかし・・・たまに職場やご近所などでタブーになっていて、誰も触れられない話ってありませんか? これは離婚の話なんですが・・・「離婚したはずなのに、苗字が変わってないよね?」 こんなケース。
 それと同じことが養子でもできます(民法816条2項) 縁組の日から7年経過後に離縁によってもとの姓に戻った者は、離縁の日から3か月以内に届け出れば、養子時代つまり現在の姓を名乗ることが可能とされているのです。
 ただし、少なくとも7年は養子であった。という実績は必要とされるわけです。昔の名前で出ています・・・ではなく、昔の名前のまま出ています。そういうことですね。



まあ夫婦同様、別れるぐらいなら最初からやらなきゃいいじゃん・・・って話でもあるんですが。




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上に政策なら下に対策・・・みんなで税金等々の勉強をしよう!

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 なにかとお騒がせ大臣の発言が、物議を醸しているようですが・・・・・・(/・ω・)/~



参考



 年末調整を廃止して全員確定申告だああ!・・・というので、反発を招いているようです。まあ、会社員にしてみれば「ただでさえ仕事が忙しいのに、また面倒をかけるのか!」と怒りたいところ。
 しかし、別に全然好きな人では無いし、肩入れするつもりも一切ありませんが、これを逆手にとって、国民全員がお金というものに対して「賢くなる」チャンスになるのではないかと、割と本気で思っています。


 とはいえ、やった事もない確定申告を今年からいきなり・・・と言われても、すんなりと対応しにくいし、手間と暇もかかります。なので、確定申告の季節に、従業員かわりばんこで確定申告のための特別休暇を設けるとか、サポートする制度は必要でしょう。
 つまり、何回か言ってきた隣国の逞しい国民性「上に政策有れば下に対策有り」を日本人も身につけるべきということです。


 目安となるのは、これも何回か言ってきましたが、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士3級相当のお金の知識ですね。現役の中学生でも勉強すれば取得できる資格なので、ちょっと気合を入れて勉強すれば合格出来ます。
 事実、FP協会実施の試験では毎回、合格率は7割ほどになっています。決して難しいものではないのです。特に税金関係の知識ですね。いろんな控除とか知っておけば、何も知らなければ取られ放題になるのところを防ぐことも出来るでしょう。つまり自己防衛の知識です。特に、医療費控除も知らない層すら居るようですから・・・・・・せめてそれぐらいは知っておきましょうよ。



さて、みんなで賢くなって「こんな筈じゃなかったのに・・・」と嘆息させましょうか。




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