悪の取説『韓非子』・・・⑪監視、告げ口、公開処刑

行政書士sukekiyo-kun

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。




 さて、申不害は術を説きますが、それは「職域堅持で一定程度閉じ込める。このようにして分断をはかる」というものでした。これによって部署横断的な徒党や隠れた派閥を組んでのアレやコレやをやりにくくする・・・一見効果的ですが、韓非はこの弊害に言及します。





『韓非子』定法篇


知而弗言、是不謂過也。人主以一国目視、故視莫明焉。以一国耳聴、故聴莫聡焉。今知而弗言、則人主尚安仮借矣。


知りて言わざるは、之れ過を謂(つ)げざるなり。人主は一国の目を以て視る、故に視ること焉(これ)より明なるはなし。一国の耳を以て聴く、故に聴くこと焉より聡なるはなし。今知りて言わざれば、則ち人主尚いずくに仮借せんや。



訳:知ってるのに言わないのは、不正を報告しないということだ。君主は国民すべてを目として使って視る。だからこれより優れた視力は無い。国民すべてを耳にして聴く。だからこれより優れた聴力は無い。いま、もし知って言わなければ、君主はどこから耳や目を借りてこれようか?



ズバリ!・・・・・・密告のススメ😎😎😎

そして、相互監視の仕組み。みんなで監視し合って告げ口社会。


すげーディストピアになってきました。しかし、そうまでやらないと徒党を組まれて好き放題やられるわ、真実は伝わって来ないわ・・・・・・それが原因となって下剋上される君主が続出だったのが韓非の時代でした。いま、お隣の紅い国で運用されている「天網システム」なんかはまさにこの思想を現代版に具現したものと言えるでしょう。


赤信号を無視したら、監視カメラがキャッチ! そして顔認証システムで割りだされ、街中の巨大ディスプレイに「こいつは交通違反しました!」と晒される社会。まさに公開処刑です。そこまでやらないと治まらない民度というのもある意味凄いのですが・・・・・・。




・・・日本政府も導入したがってるかも? みんなで「そんなものはいらない!」と声を上げないと、おかしな世界になってしまいますよ



・・・ゆめゆめ油断めさるな😎


参考文献『鑑賞中国の古典⑤荀子・韓非子』

片倉 望・西川靖二著 

昭和63年6月30日初版

ほなまた! 失礼!

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