『老子』を読み返してみた・・・77.富の再配分どこ行った!

行政書士sukekiyo-kun

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 今回の77章ですが・・・現代社会の状況に照らしてみても「そう!まさにそれ!」という内容です。悲しいかな、はるか紀元前の老子の時代から、人類のやる事はまったく変わっていない。進歩がないということがわかります。 





『老子』第77章
天之道、其猶張弓者也。高者抑之、下者挙之。有余者損之、不足者補之。・・・中略・・・

人之道則不然。損不足而奉有余。夫孰能有余而有以奉于天下者。唯有道者于。


天の道は、それなお弓を張るがごとし。高きは之を抑え、下(ひく)きはこれを挙ぐ。余りあるは之を損じ、足らざるは之を補う。・・・中略・・・人の道は則ち然らず。足らざるを損じて余りあるに奉ず。夫れ孰(たれ)か能く余りあるを以って天下に奉ずる者あらん。ただ有道の者のみなるか。




訳:天道とは弓を張るようなものである。真ん中の高い所を抑えつけ、両端の低い所を上にあげる。余裕のあるものを減らして足りないものを補うのだ。・・・中略・・・しかし人類のやることと言えばまったく逆だ。足りないものから搾り取っては、余りあるものを太らせる。余裕があれば喜んで社会に還元するのは「道」を体得した聖人のみである。




 はい・・・「お前らのことだよ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー」

読者の皆さんの心の声が聞こえてきます。水は高い所から低い所に流れる・・・それが自然の世界というもの。それに任せるのが『老子』に言う無為なのですが、世の為政者どもは真逆の事をやってますね。


 何というのでしょう? わざわざ低い所から電力使って高所に汲み上げ、気が向いた時に一気に落とす・・・・・・揚水発電かっ!!!


 たまに落としてくれればまだマシなんでしょうが、汲み上げっぱなしのまんま、どっかに蒸発させているんですから更に始末が悪いものです。しかし、こんな状態でも一部の聖人はちゃんと世に還元してくれるのです。これがせめてもの救い・・・・・・。

 しかし・・・・・・聖人のように見えて、社会に還元させているように見えても実は・・・。そんな似非聖人もウヨウヨ居ますからこれも要注意。


考えるほどに腹立たしい現実ですね・・・・・・。






・・・どこの財団か? そこまでは言及しませんが😎


参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』

PHP文庫1988年

ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!! 

ポチっていただくとやる気アップになる仕組みです。