『老子』を読み返してみた・・・74.天網が機能しているならば
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
今回は第74章となります。前回73章で「天網恢恢疎にして漏らさず」を紹介しました。そして、その天網の名を借りた隣国のドス黒い人民監視システムについても・・・。そして今回の流れは・・・・・・。
『老子』第74章
夫代司殺者殺、是代大匠斵。夫代大匠斵、則希不傷其手矣。
夫れ司殺する者に代わりて殺すは、これ大匠に代わりて斵(き)るなり。それ大匠に代わりて斵れば、則ちその手を傷けざること希なり。
訳:天に代わって人に罰するのは、大工をまねて木を削るのと同じだ。(素人がしゃしゃり出て)そんなことをすれば、たちまちその手を傷つけてしまう。
司殺するもの(刑罰を司るもの)は天であるという考え方です。つまり「天網恢恢疎にして漏らさず」がきちんと機能している以上、罰というのは天から下されるものである。老子はそのように考えます。
だから人があえて手を下す必要もない・・・そういうことですね。しかし、現代社会では天網がきちんと機能しているのか怪しい場面が多すぎます。あまりにもそれが酷く、もどかしい思いから人が手を出してしまう。もはやそれが当たり前だし、自分たちの特権だと思っているのが例のお国のトップ陣です。老子という傑物を産みながら、なんという皮肉でしょう。
しかし・・・これがまた案外器用なもので、なかなか手を傷つけるということがありません。ちょっとその辺が始末が悪いですね。
・・・悪事のプロという存在も居るのでしょうね。なんだかな😎
参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年

ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!


