『老子』を読み返してみた・・・37.あれこれ要らんことするな!

行政書士sukekiyo-kun

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 前回の戦略・・・「柔よく剛を制す」という弱者なりの戦いというテーマから一転。この章は為政者の心構えです。章ごとにあっちこっちへとテーマが飛ぶのが『老子』という書の特徴とも言えます。
 



『老子』第37章
道恒無名。候王若能守之、万物将自化。・・・中略・・・不辱以静、天地将自正。


道は恒に名なし。候王若し能く之を守れば、万物まさに自ら化せんとす。・・・中略・・・
辱められずして以って静ならば、天地まさに自ら正ならんとす。



訳:「道」は名付けようのないものだ。王たるものがよくこの「道」に徹するなら、おのずと万物は感化される。・・・中略・・・
万物が「道」にしたがい作為をなさなければ、世はおのずから平和に治まるものだ。



 ・・・ここでも「道」に従うことが説かれていますが、「道」とはすなわち自然の流れ、そういったものでしょう。放置しておけばもんなバラバラになりがちな古代人(現代でもそうでしょう)を治めるために、一方の有力な勢力として「儒家」がありました。孔子の一派ですね。
 儒家は礼や仁などの理念を唱えて、それに則った治世を目指します。しかし老子はそれを作為として排除する立場をとっています。人間そのものにもともと備わっているはずの「素朴さ」それで十分ではないかと考えるわけです。




 たしかに、やたら複雑な制度ばかりが独り歩きすると、分かりにくい政治、分かりにくい社会になってしまいますね。シンプルに「いい」「悪い」で行ったほうがいいかも知れません。



・・・まあ、わざと難しくややこしくしてそこに隙間を作り、さらにそこに利権が発生して旨い汁をチューチュー。そういう事しか考えない輩が居るのが始末におえないですね。




参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年

ほなまた! 失礼!
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