法的よもやま話・・・お隣の少子化原因?(近親婚の規定)
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
今日は家族法(親族・相続法)のお話からの、隣国の結婚事情と少子高齢化問題について考察してみたいと思います。我が国も少子高齢化に悩まされていますが、最近同じ症状が出てきたお隣の中国・韓国があっと言う間に追い越してしまった感があります。
そういえば、前職でのお話。リーマンショックの前年あたりだったか? 上司が中国に出張し、すっかり魅せられて帰国したあと・・・
「これからは断然中国だ! 何といっても子供が賢い。教育熱心で子供の能力も高い」
・・・などどのたまっていたところに、
「そうですか? 一人っ子政策が祟って少子高齢化が始まったら、あっという間に坂道転落じゃないすか?」
などと反論し、不興を買った思い出がありますが。・・・・・・すごいですね。自画自賛ではありませんが、先見の明ありまくりw しかし、今日話題にするのは、お隣でも韓国です。たしか・・・世界で一番早く消えてしまう国と危惧されているとか?
まずは、下の親族相関図を見て頂きましょう。日本では3親等以内の婚姻は禁止されていますから、いとこ同士であれば婚姻が可能です。ところが、韓国の場合・・・
なんとビックリΣ(・ω・ノ)ノ!! 8親等以内を近親婚と定義して、婚姻を禁じているのです。8親等なんて、上の図では見当たりすらしませんよね?
8親等なんて、いったいどこまでを言うのだろうか? ちょっと例を考えてみましたが・・・・・・これ、めっちゃ遠いやんw
いわゆる、ひいお爺ちゃん・ひいお婆ちゃんの兄妹の「やしゃご」まで行かなければ婚姻が出来ません。ここまでくれば9親等になるのでようやく許されるという世界なのですね。いや・・・・・・どんだけ遠いねんw
いやはや、日本なら、こんなに遠い親戚は一生に一回お目にかかるかどうかの世界です。ところが韓国においては、親戚の集まりと言えば、このあたりまで集うことがザラなのだとか・・・。
日本人的には・・・「おまえ誰やねん??」の世界ですが。
さすが、親戚・親族という単位を大事にする儒教の国ならではの事情と言えます。さらに凄いのは、現状の制度のままでいいじゃんと思っている人が8割近くいるそうです。
子育てにお金がかかりすぎる、若年層の就職難が酷すぎる。はたまた、男は婚前に家を用意してからでないと結婚するべからずというプレッシャー。日本人なら「まずは賃貸住まい。夫婦共働きで夢のマイホームに向けて頑張ろう」というところですが、それが通用しない社会です。
そういう事情もあるのでしょうが、こういう地味な法律の縛りもえげつない少子化に一役買っているのではないでしょうか?
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!