007? 996? なんだそりゃ?
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
いきなりですが007ってなに? ご存じのあのスパイ映画、ジェームズ・ボンドこと007ですか。主演はショーン・コネリー? ロジャー・ムーア?
残念ながら違います。なんとまあ!驚いたことに「0時から0時までの勤務を週7日」という勤務体系Σ(・ω・ノ)ノ!これはブラック過ぎる!
よく似た感じで、こちらは996・・・これは「9時から9時までの勤務を週6日」という意味です。007ほどではないですがこちらもかなりブラックな匂いがしませんか? で、いったいどこの話なんだい?と聞かれれば、お隣の中国だったりします。
参考
ご存じの通り、子供のころから勉強漬けの日々を頑張っていい大学を出たとしても、就職先が無いという、若年失業率MAX60%とも言われる社会。高学歴な若者に人気な業種であるIT、不動産、教育なんですが、政府がことごとくこれらの業種を潰してしまったからです。たとえば、
IT(独占禁止法を厳しく適用)
不動産(資金調達に制限)
教育(塾禁止)
こんな感じで縛りを強くして業界を委縮させてしまったがために、新規採用が止まってしまったというわけです。で、仕方なく他業種の中小企業で妥協したら007や996だったりする。そこで「なんの為に勉強やってきたんだ?アホらし!もうやってらんねー」とブチぎれた若者が「寝そべり族」になってしまうという、そういう寸法です。
それに対して、国家主席のメッセージは以下のような感じ・・・
「共同富裕の実現には勤労が必須だ」・・・むしろ共同貧困じゃね?
「怠け者を養う罠にははまらない」・・・自己責任論に凝り固まってます?
「苦労を求める精神を持つべきだ」・・・いかにも老害が言いそうなセリフ
「若者は中国の田舎の奥深くに入って初めて真実を理解できる」
まったく、寝そべりが政府の失策に対する静かな抗議活動であることを理解していない。さらに興味深いのが「若者は中国の田舎の奥深くに入って初めて真実を理解できる」ここですね。これって遥か昔に毛沢東が唱えた帰農策そのまんまです。つまり「都会で仕事が無いなら田舎に行って食糧作っとけ!甘えんなボケ!」ですね。
たしかに、食糧自給は大事なので、都会で仕事にあぶれた人材を農村地帯に誘導して、食糧生産にシフト・・・というのはナシな政策でもないかも知れませんが。にしても、強制しちゃダメでしょ。
そういや江戸時代の日本も同じようなことしてたっけ? 「人がえし令」とかいう政策だったかな??
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!