おバカな指導者残酷物語・・・毛沢東と雀
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
これ、けっこう皆さんご存じかと思ったんですが、意外にいわゆる「中国学」を学んだ経験がなくて知らなかった・・・そういうケースが多いみたいですね。ホントに近代にこんな事があったの?と目や耳を疑いたくなるような、まるでマンガ。いや、数千万人規模の餓死者を出しているので、マンガでは済まされない悲惨なお話です。これ、ひょっとしたらシリーズ化するかも知れません。
参考
まず、中華人民共和国初代国家主席に毛沢東が座った途端に、マラリアやペストが流行。それらを媒介する生物、蚊やドブネズミの駆除を思いついたまでは良かったものの・・・蠅や雀まで害獣に加えて「四害」にしてしまった。これが悲劇の始まり。さらに・・・折しも国力を盛り上げようと鼻息荒く張り切っていた「大躍進政策」のとっかかりだったというタイミングもまた不幸。
その理由は・・・・・・雀はせっかく育ったイネや麦を横取りして食ってしまう。だから農業の生産が上がらないんだ!という発想。ん? なんか大事なこと忘れてませんか? そうアレですね。たしかに穀物を盗み食い。それはあるんですが、植物を食い荒らすイナゴやバッタにとっての天敵ですよね。そんな、子供でもわかるようなことすら考えずに、数億の農民を総動員して雀を日夜追い回させたのです。さらに、学校で子供たちにパチンコの打ち方(スロではありませんよ!念のため)まで教えていたという徹底ぶりw
こうして、体力の尽きた雀はどんどん地上に墜落。かくして雀がことごとく駆除された結果、イナゴ・バッタの楽園となってしまい、そいつらに農作物を食い荒らされて飢饉が発生。多くの民が餓死・・・という顛末です。
昔の中国と言えば、農村地域でも若者は本を読み漁って科挙を目指していました。田舎者にとっての「人生大逆転チャンス」でしたから。結果、科挙に合格出来なくても農村部での住民の知的レベルはまあそこそこ。ところが清朝が1905年に科挙を廃止してしまった。そして、中華人民共和国の成立が1949年。その間に農村部の知性は失われてしまったようです。さらに、毛沢東の周りには、気付いていても指摘をしない「イエスマン」ばかり。
さらに・・・農民が汗水たらして作った作物を搾取する悪しき存在である、という一点だけで(雀=資本主義の権化)という共産主義そのまんまあてはめの公式を作り出し、煽り散らかしたのも頭が悪い。だれも止める人はいなかったんですね?
結局、農村部を含む全体的な知的レベル低下と、イエスマンしか周りに置きませんという強権体制。このふたつの不幸なコンボによって引き起こされた悲劇と言えましょう。雀駆除からイナゴの大発生。そして、まだまだ続きはありますが・・・
しかしまあ、そりゃそうなるよね(-ω-;)
そりゃそうと・・・・・・うちの国は大丈夫なんだろうか???
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!