『老子』を読み返してみた・・・17.理想の指導者

|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。



 今回は『老子』の17章です。今日はとってもわかりやすい回だと思います。いろんな指導者がこの世には居ますが・・・もろ当て嵌まりまくりの大笑い。そんな回になるのでは?



『老子』第17章
太上、下知有之。其次親誉之。其次畏之。其下侮之。
太上、下これ有るを知る。其の次は親しみてこれを誉む。其の次はこれを畏る。其の下はこれを侮る。


訳:もっともすぐれた上(指導者)は下々がその存在を知る。その次は下々に敬愛される上。その次は畏れられる上。そして最低なのは馬鹿にされる上である。



 いかがです? あまりにもど真ん中直球すぎて笑うしかありませんね。リーダーの優秀度ランクとしては、
1.下に存在は認知されているが、とくにどうとも思われていない。
2.下に敬愛される。
3.下に畏れられる
4.下に馬鹿にされる
ということですが、私としては序列5番目番外編として・・・
5.下に存在を無視されている
これを付け加えたいところです。


 さて、あなたのところの指導者は何ランク? ただ、いちばん始末が悪いのは、5.ランクでありながら1.だと自分で思い込んでいる方々でしょうね。4.にランクされるのもおこがましい・・・もう諦めちゃって無視しちゃってるよw みんなww 


これらのことを、人に言われなくても察知するのが、指導者たるものの「明知」というものなんだけどな?



参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年





ほなまた! 失礼
|彡. サッ!!