『老子』を読み返してみた・・・10.生じて有せず、長じて宰せず
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
今回は『老子』 第10章ほ最後の一節です。少し短いのですが・・・
正而弗有、長而弗宰也、是謂玄徳。
生じて有せず、長じて宰せず、これを玄徳という。
訳:生むけれど所有せず、育てるけれど支配しない。これこそ大いなる徳である。
およそ道というものは万物の根源ですが、万物を生み出しても自分の物とは主張しないし、万物を育て上げても、それを支配しようとはしない。まさに大自然の営みそのもの。万物すなわち大自然のの一部に過ぎない人の営みもそれに倣うべし、という主張です。
何度も言ってますが、人の世というのはおよそそれとは真逆の所を行ってますね。このような『老子』の心得を持っていれば・・・・・・あれが出てくる余地なんてないでしょう。
そう。あれです。ちょっと前に話題をさらいましたねw
恩着せなんとかとかいう奴です。
爪の垢を煎じて飲ませてやりたいわ・・・・・・(-ω-;)
参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!