『老子』を読み返してみた・・・8.上善は水の如し
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
『老子』を読み返してみよう・・・・・・これはもう有名すぎて知らない人は居ないのでは? なんと言ってもお酒の銘柄にも採用されているぐらいです。
上善如水。水善利万物而不争。居衆人之所悪。
上善は水の如し。水は善く万物を利して。衆人の悪(にく)む所に居る。
訳:最も理想的な生き方は、水のようなものである。水は万物に恩恵をあたえながら、相手と争わず、人の嫌がる低い所へと流れて行く。
『老子』では随所に出てくる水の描写。水といえば「柔なる者」の代表格のように扱われています。争わずに様々なものにその働きを及ぼしていく・・・それを最も尊しとした思想です。これが出来る人はマジ、人生の達人!
争わずに・・・・・・? これが世の為政者に出来ていればなぁ・・・・・・(´・ω・`)
残念でなりませんね。
参考文献:守屋 洋著『新釈 老子』
PHP文庫1988年