相続小ネタ集 26.相続はやりたし姑は憎し・・・
|ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。
旧家族法の時代、いや、それ以前から嫁・姑の確執は全人類共通。昔は酷かったですね。たとえば、嫁が結核に罹患すれば縁切り、実家に強制送還。また、気に入らなければ「家風にあわない」と難癖つけて縁切り、実家に強制送還。「出戻り」などという心無いワードもさかんに聞かれたことでしょう。
嫁のほうから逆襲する機会は何とか無いものか・・・・・・。実はあるんです。今日は若干過激なタイトルになっていますが、こういうことなんです。それは伝家の宝刀・・・・・・
「姻族関係終了届」
どういうこと? まずは姻族について整理してみましょう。
姻族とは文字通り、婚姻をきっかけに親族関係に入った人々のこと。だから義理の父母や兄弟姉妹は紛れもない姻族です。彼らとの縁を断ち切るもの姻族関係終了届です。ちなみに、離婚してしまえば終了届を出すまでもなく姻族関係は消滅しますが、終了届の出番はもうちょっと特殊な場面です。
それは愛する配偶者と死別する羽目になった。しっかり相続はしたいが、バックに居る義理の父母その他もろもろがウゼー!という場合です。相続権を失うこともなく、なんなら遺族年金の受給権もキープしたまま、姻族との関係だけを「ブチッ!」と斬ってしまえるんです。姻族関係が無くなってしまえば、うっとうしいお付き合いもなくなるし、彼ら彼女らの介護や、なんなら借金なんかに困惑させられることもない・・・。
何とも都合が良すぎるようにも見えますが、それだけ昔の「嫁入りすればその家に隷属」という考え方に苦しめられた人々が多かったということです。ラブラブハッピーな結婚生活が死で強制的に分かたれてしまった時には、こういう立ち回り方もあるということです。当然のこと対象になる姻族の同意なんてものは必要ありません。
夫婦円満でも、その背後に居る姻族がちょっとアレだな・・・と思ったら要チェック!
ほなまた! 失礼!
|彡. サッ!!